【嘘読書】人工知能に恐れる全ての人へ:「人工知能は人間を超えるか」
人工知能が人間を超えるか、否か。
そんな議論は本来どうでもよいハズだ。
我々が考えるべきは、不安よりも人工知能の活用と研究である。
なぜ、我々は人工知能に支配されることを恐れるのだろう?
1. 人類は人工知能の夢を見るか
人工知能は人間を超えるか
という問いは、我々の文化を考える上で非常に重要な問である。
著者はこの問にこう続ける。
ドラえもんとアトムを実現化させるのは、果たせぬ夢であったからこそ価値があった。
それよりもデス・スターが作りてえ、と。
そこはガンダムじゃねえの?
2. 人工知能の歴史-概論
人工知能の発展は目覚ましい。
そしてそれをリードするのはWeb社会の覇者Google様である。
自動運転、囲碁対決、猫判定はすべてGoogleがこの数年の間に人工知能の研究で実現させたものである。
なるほどGoogle様もねこ>犬なのか。
わかってるう。
しかし、何も人工知能の世界は順風満帆であったわけではない。
その叶わぬ夢を目指して、
多くの研究者達がニューラルネットを研究した。
しかし、それらは実現までは至らず、研究費は削られ氷の時代を経験した。
著者の言うとおり、人工知能研究が、社会的に価値を見出され息を吹き返すまでには、
長い時間と、それでも諦めずに続けた研究者たちの努力があったことを忘れてはならない。
3. この世界は誰のものか
人工知能が人間を超える、という問は超えるか否かよりも、
そのの先にある世界が、ユートピアなのかディストピアなのか?という観点が重要である。
その問は、研究者達やくだらないビジネスマンよりもずっと早く、
多くのSF作家たちが問いかけてきた。
そう、人工知能が世界を支配するのか?という問いかけである。
つまるところ、人間を超える存在は、現れうるのか、
そしてそれを創造するのは我々人間なのか、ということである。
4. 人間はその寄辺を求めている
神は死んだ(ニーチェ)のだ。大分昔にだ。
それ以来人間は、近代化を進め、自然の摂理を取り出し、
この惑星を支配した。
しかし、同様にそれは「自分たちを超えた支配者」を失ったことを意味する。
だからこそ、人間は問いかけ、想像するのである。
神に変わり、我々の幸福も不幸も支配する存在は現れるのか、と。
それがビッグブラザーのAIなのか、宇宙人なのか、平行世界や精神世界なのかは、別として、だ。
支配されたい欲望と、支配されたくない不安。
それが入り混じった感情の吐露が、
「人工知能は人間を超えるのか」という問いなのである。
評点
- 人工知能は人間を超えるか-
(最良5点)
人工知能作れる度:1
人工知能が書いたっぽさ:0
ファンタジーさ:0
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この読書日記は嘘を盛大に盛り込みたかったのですが、
あまり盛り込めませんでした。
ただ、本は読まずに書いているので、
そこんとこよろしく。