【嘘読書】残念ながら、ドラマは現実じゃない:「あの日」
右手に試験官、左手に可愛い研究ノート、トレードマークは割烹着。
一躍時の人となり、「リケジョ、まじイケてる!」に火を付けそうになった彼女。
そう、小保方晴子。
なぜ彼女は、全く違う所に火を付けてしまったのか?
このブログでは繰り返し、「天才の頭の中を知りたい」と語っている。
しかし、それは何も「天才」だけではない。
我々は、ただ知りたいのだ。
それはゲスなことから、高尚なことまで、我々は知りたくてたまらないのだ。
そう、それが「大嘘つき」の頭の中であっても。
「あの日」はSTAP細胞をめぐる、偽装事件に対して、
渦中の人、小保方晴子自身の目から見た手記である。
1. 嘘、とは何か
「嘘は二種類ある、それは嘘だとみんなが思っている嘘と、
みんなが真実だと思っている嘘だ」
「真実には一種類しかない。みんなが真実だと思っている嘘だけだ」
本書は実に刺激的な上記の文章で始まる。著者の嘘に対する苦悩が感じられる。
(当然、嘘であり、この本はこんな文章で始まらないはずである。)
嘘とは不思議なものだ。
時間の経過に伴い、真実は嘘に代わることがある。
いや真実から真実でなくなるからこそ、それは嘘なのだ。
ということは、全ての嘘は真実があった所にある。真実なくして嘘は生まれない。
論文が掲載されたとしても、または博士をとったとしても、後からそれが嘘だと判明すれば、当然資格は剥奪されるべきである。でも、それって普通、資格与える前に精査されんじゃねーの?自動車免許適当に与えて、事故ったら後で取り上げれば良いってありえなくね?と彼女は本書で述べる。
(書くのもめんどいが、当然嘘である。そんなことは書いていない)
2. 嘘を作るのは誰か
「誰にでも分かる嘘は、嘘であるが、誰にもわからない嘘は、真実となる。
難しいのは、ここでいう誰かが、突然変わることがあるということだ。
現実にドラマを作ることができる。しかし、それはあくまでドラマであるはずなのに、時に観客はそれを現実にしてしまいたがる」
(本書 p.63 にこんなことは書いていない)
小保方氏はもはや嘘とは何かを考え、述べることの第一人者と言えよう。
嘘つきの一人として、私はマジリスペクトしてるし、
今後も彼女の手法を取り込んでこのブロクを書いていきたいので、
マジで本書はバイブルになりそうだ。(当然、読んでないが)
というわけで、当ブログは今後も、ありえないデータを捏造したり、
グラフを切ったり貼ったりして「言いたいこと」を補強したりする手法を取り入れたい。
ていうか社会のセールスマンとかコンサルタントとか企画屋の資料もそんなんばっかりである。
ロジカルシンキング(笑)
評点
-あの日-
(最良5点)
嘘について学べる度:0
佐村河内の方が面白い度:3
リケジョの生態を知れる度:0
この記事も嘘ばっかりなので、
嘘について学びたい方は別の書籍を参考にしてください。
その際も騙されないように気をつけてね。